今後増えるWEB面接！進めるポイントと注意点をわかりやすく整理
新型ウィルスの影響により、今後も増えると予想されるのがWEB面接です。遠方の人材確保や面接コストの削減などメリットもありますが、同時に企業色が色濃く反映される面接方法でもあります。確かな採用に繋げる為にも、WEB面接のポイントと注意点を事前に把握しておきましょう。
WEB面接の前提を理解しておく
WEB面接は、新たな採用手法であることを忘れてはいけません。人事や採用担当者の場合は、以前からWEB会議などを経験している方も多いですが、求職者の多くは慣れていないものです。その前提をしっかりと把握したうえで進行すれば、求職者が抱く企業イメージも飛躍的に向上します。まずは採用側として、思いやりある対応を心掛けることが大切です。
WEB面接を進めるポイント
WEB面接を行なう際は「できるだろう」や「わかるだろう」といった先入観を捨て、求職者を丁寧に先導することが大切です。進め方のポイントを確認し、求職者が安心して話せる空間を用意しましょう。
使用ツールや服装を案内に明記する
WEB面接で使用するツールは、ZoomやSkypeを始めとして幅広い種類があります。そのため、求職者への事前案内の際には、面接時間や注意事項などにあわせて「どのツールを使用するか」といった記載までしておくことが大切です。PCやスマホなど、デバイスの種類も多くなっていますので、使用可能デバイスの指定もしておくとスムーズに進行できるでしょう。
開始前には緊張感を和らげる会話を
WEB面接の前提でもお伝えしましたが、WEB面接に戸惑う求職者はまだまだ多いものです。当然採用側としては本来の人物像を把握することが本質ですので、その為にも、開始前に適度にリラックスをさせてあげることが大切です。始める前に軽い雑談などを交わすだけでも求職者の本質が見えやすくなり、双方にとっても良い面接となるでしょう。
受け答えは明確に行なう
WEB面接の際は、自分の会話が相手に伝わっているか不安になるものです。求職者の発言にはできるだけ大きな相槌やリアクションを行なうと、気持ちの良いコミュニケーションをとることができます。「オッケー」や「サヨナラ」などハンドサインの活用もお薦めです。
WEB面接の注意点
WEB面接を行う場合には、WEB面接ならではの注意点も存在します。より良い面接を行うために事前に確認しておきましょう。
設定や不具合も想定しておく
求職者側のPCや使用ツールによって、設定の遅れや不具合がある場合も多いものです。決められた時間で面接を行ないたい気持ちはありますが、仕方のない事象だと言えます。WEB面接に慣れない求職者も多いことを考慮し、不具合も想定した時間設定や対応を行なうことが大切です。
通信環境がない場合などにも配慮する
求職者が、必ずネット環境やデバイスの所持をしているとは限りません。生活環境などによって通信環境の準備ができない場合もありますので、PCがない場合はスマホで行なえるようにするなど、柔軟に対応することも考慮しておくと良いでしょう。
求職者視点での対応を心掛ける
一貫して大切になるのは、求職者がどう感じているかなどを想像し、思いやりのある対応を心掛けることです。一方的な視点だけでは、通信環境の不安定な場合などには、求職者が返答に困っているように勘違いしてしまうものです。通信のラグなどの物理的な環境や、求職者の心情にも配慮しながら進行することで、実りある面接を行うことができるでしょう。
まとめ
WEB面接をうまく活用することができれば、今後の採用を有利に進めることも可能です。心ある対応を通して企業イメージを訴求し、求職者の入社意欲を向上させることも人事の役割であるといえるでしょう。