【業界を知る】物流をもっと詳しく!~包装の仕事~

 

商品を保護し、品質を守る「包装」

商品をそのまま輸送すれば破損や品質の低下の恐れがあります。それを防ぐために段ボールや木箱などで保護するころが包装の目的です。包装しておけば振動や落下による破損を防ぐことができ、湿気によるカビの発生や腐食により品質低下の予防にもなります。また、段ボールに「内容名・内容量・製造年月日・ロットナンバー」等を印字しておけば商品の区別もしやすくなります。

その他、その状態では運びづらい形状でも段ボール箱に入れることで「台車に積みやすく、運搬しやすくなる」という役割もあります。そして保管中に品質を維持する効果もあります。

包装の種類は主に3種類!

包装は役割や目的によって、「個装」「内装」「外装」の3種類に分けられています。JISの包装用語でも定義されていますので覚えておくとよいでしょう。

個装

商品を個別に包装したものを「個装」と呼びます。例えばチョコレート1つを包装するのが「個装(個別包装)」です。目的は商品を水濡れや湿気、光、熱などから守るためです。

内装

個装されたものを袋にまとめたものを「内装」と呼びます。1つずつ包まれたチョコレートがたくさん入った袋がありますが、これが内装にあたるものです。小売店で販売されている単位が内装にあたります。販売促進のために商品の魅力を十分に伝え、購買意欲を掻き立てるような効果を持つ包装パッケージデザインにすることが重要です。

外装

段ボール箱や木箱などの一番大きい包装の単位が「外装」です。主な目的は汚れや破損から商品を守ることです。

ここが違う「包装」と「梱包」!

「包装」という言葉を聞いたり、検索をするとよく似た言葉として「梱包」が出てきます。梱包というのは主に大型の機械製品などで使用される言葉で木箱などを使うケースが多くなっています。意味合いとしては「包装」と「梱包」は同じですが、より強固なもの・工作機械等の運搬に使われるものとして覚えておくとよいでしょう。

身近なものでは贈答品として和紙を使った包装作業の例があります。通常の包装に比べて豪華な仕上がりになり、付加価値もあがります。「包装」の仕事は品質の保護だけではなく、こういった想いを表現することも魅力の一つではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?今回は「包装」の仕事にスポットを当て、より詳しくご紹介いたしました!他の記事でも別の職種ももっと深堀していきますのでどうぞお楽しみに!

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