新型コロナウイルスで変わるSNS採用の在り方

新型コロナウイルスの影響から、新たな母集団形成の方法としてSNS採用が注目されます。当面は実地での合同転職フェアや会社説明会などの開催は難しく、代替の手段が必要となるためです。withコロナ時代に求められるSNS採用について解説します。

SNS採用とは

SNS採用はソーシャルリクルーティングとも呼ばれる、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサービスを利用した採用手法です。他の求人媒体にはない拡散力を持ち、ミスマッチの防止にもつながるなど独自のメリットを持つ採用活動して注目されています。

新型コロナウイルスとSNS利用

新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増え、今後もSNSの利用時間は増加すると推測できます。コロナウイルス拡大後のSNS利用に関する調査を参考に、実態を探っていきます。

参考:新型コロナウイルス感染拡大にともなう消費者のSNS利用実態調査」

コロナ禍によってSNSの利用時間は増えた

「SNSの利用時間の変化」については63.7%の人がふだんと変わらないと回答する一方、「すごく増えた」「増えた」と回答した人が34.5%に上りました。

注目すべきはTwitterの利用頻度が増えたと回答した人が67%に上り、Instagramの39%、Facebookの29%よりも顕著に増加したことです。利用目的として「情報収集」が重視されており、SNSが情報収集の手段として活用されることが見て取れます。

コロナ禍による企業SNSへの関心の変化

SNSの利用時間が増えることで目にする機会が増えたものとして、「企業公式アカウントの投稿」を挙げた人が27%もいました。これは「新型コロナウイルスにまつわる情報」に次いで2番目に多い回答であり、コロナ禍によって企業アカウントとの接触機会が増加したといえるでしょう。

また「SNS上での企業活動に対する行動」では、「対企業への行動に特に変化はない」が57%で過半数を越えていますが、4割近くの人が「キャンペーンへの参加」や「新たにフォローをした」などの好意的な行動を起こしたことが明らかになりました。

SNSによる認知度アップの相乗効果

以上のデータが示すように、企業アカウントの運用ひとつで自社の認知度や好感度を上げることができます。認知度や好感度は、間接的に円滑な採用活動にもつながります。母集団形成に役立つことは当然ながら、転職潜在層への認知にもつながるためです。潜在層の段階で好意的な印象を持ってもらうことで、競合他社との採用競争で有利に働きます。

新型コロナウイルスとSNS採用

母集団形成の方法としてのSNS採用

新型コロナウイルスの影響により、当面は実地での合同転職フェアや会社説明会などの開催は難しい状況が続きます。応募者の母集団形成を実地でのイベントに頼っていた企業は、新たに求職者と出会うための機会を設けなければいけません。

そこで必要となるのは、web上でのプロモーションです。自社に関する情報を充実させるのはもちろんのこと、求職者と出会う方法を確立させる必要があります。総務省情報通信政策研究所の調査によれば、20代の大半はなんらかのSNSを利用しており、30代でも半数近くはSNSを利用していることがわかっています。就職・転職の主要な母集団となる20代、30代の大半がSNSを利用している以上、採用活動においてもSNSは無視できないツールといえるでしょう。

実地イベントに代わるSNS採用

SNS採用は時間や場所の制約を受けずに、求職者とつながることができます。実地のイベントは、求職者が必ずしも足を運べるとは限りません。とくに転職者の場合は、仕事との兼ね合いや時間の都合もあります。その点でSNS上であれば、通勤通学の途中にちょっとした質問を投稿してもらうなど、柔軟なコミュニケーションが可能です。また、実地イベントには人手やコストがかかりますが、SNSならば基本的に無料で使用できるため、コストを抑えることができます。

選考方法としてのSNS採用

コロナ禍の影響により、今後は採用活動でもweb面接の機会が増えるでしょう。対面のコミュニケーションが取れないことで、求職者の本音や人間性を推し量るのも難しくなります。

そこで重要になるのが、応募者のSNSを確認する作業です。日頃の発言や行動などを確認することで、より素の部分を知ることができます。ミスマッチを防止するために、新たな選考基準としてSNSを利用する必要性が出てくるでしょう。

まとめ

コロナ禍の影響によって「新しい生活様式」が提唱されていますが、その影響は採用活動にも表れます。採用活動においても実施不可能な事柄が増え、代替手段が必要となります。その点でSNS採用は、withコロナ時代における重要な採用活動となるでしょう。

また、SNS採用では導線として、自社コーポレートサイトか自社採用サイトへ誘導する必要があります。SNSの投稿ひとつに求人情報を網羅することはできないからです。フックとなる投稿で関心を集め、自社サイトから応募してもらうという方法がベターとなります。SNS採用を実施する際には、web上の自社情報の見直しも行いましょう。

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